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フードやおやつなど、口の中の食べ物のカスを放置しておくと、細菌が結びついて歯垢となり、歯の表面に付きます。
そして、この歯垢が石灰化したのものが歯石です。
それをさらに放っておくと、歯石が歯の表面を岩のように覆いひどい口臭がしたり、歯肉炎や歯槽膿漏などの歯周病になってしまいます。
歯周病が重症化すると、細菌が歯の組織、歯槽骨を溶かしてしまい、膿が皮膚を破って目の下に溜まることもあります。
また、歯石は細菌の巣です。口の中の細菌が増えてしまうと、その細菌が体内に取り込まれ肝臓や心臓疾患などの原因になることもあります。
もちろん、きちんと歯磨きをしていれば口の中を清潔に保つことができますが、なかなか完全には歯石を落としきれません。
歯石を落とすためには、動物病院でスケーリング(歯垢・歯石を落とす処置)をする必要があります。
ワンちゃんやネコちゃんの歯石の付き具合を確認してみてください。もし、歯石がかなり付いているようであれば、早めのスケーリングをおすすめします。
※スケーリングは、口の中を傷つけないように、全身麻酔で行いますから、事前の予約が必要です。詳細は当院にお問い合わせください。
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